ー 原稿   
 
開会式のスピーチ
 
ー 葛 先生
中国語教室のみなさん、
ご来賓のみなさん:
こんにちは!
まず私は星日外国語学院のみなさんと、その他の来賓を代表して日本中国語検定協会理事長上野恵司先生のご臨席を熱烈歓迎いたします。
みなさんは私よりも上野恵司先生のことをご存知だろうと思います。

ご在席のみなさんの中では多くの方が上野先生のNHK中国語講座を受講されたことがあるそうです。
日本のみなさんだけじゃなくて、中国語母語話者の私も上野先生を大変尊敬しております。
私たち中国人教師がふだん見逃しやすい中国語の問題について上野先生が長年にわたって色々な研究や建言を行われてきました。例えば、「一頭の馬」とは言わないが、「一頭の牛」と言わなければならないのはなぜか。

数年前に上野先生の本の中で「牛の頭が大きくて目立つから中国人が昔から「頭」という量詞を牛に充てた」という説明を読んだ時、目からうろこが落ちるような思いがし、すっかり感心した覚えがあります。
今年の4月に上野先生が中検の公式会場開設のために自らシンガポールにご来訪になることをお聞きし、私たちは公務がお忙しい中の先生に「ぜひシンガポールの中国語学習者を励ましていただきたい」厚かましく懇願したところ、すぐご快諾をいただきました。

そこで学院は先生のご来星に合わせて二年一度のJSU「中国語楽しみ会」の日程を繰り上げて先生の貴重なお話をお聞きすることができるような運びとなりました。
JSUは皆様のご応援の下で5年目となりました。現在、200数名の在校生の中で95%は日本人生徒です。 その中に駐在員もいれば家庭主婦、若い留学生もいます。
30数名のスタッフの中では専門的に日本人生徒に教える教師は22名もいます。

私たちの目標はもっと早く、もっと効率よく学習者のための中国語を身につけさせることです。皆さんが短い滞在期間中に流暢な中国語をしゃべり、電子メールやMSMで部下、友人、家族と交流できるようになることを期待しています。
将来皆さんがいつか日本に帰国した際に、ご自分の家族や友人に「シンガポール3年間滞在のおかげで流暢な中国語がしゃべれた」と自慢げに言えたらなんと素晴らしいことでしょう。

もちろん、中国語の勉強は簡単なことではありません。聞く、話す、読む、書く、訳す、5つの技能が全部できるのは並み大抵のことではありません。
それではどうしたら中国人のようにしゃべるようになれるのでしょうか。それでは今日ふだんテレビのスクリーンの中でしか見られなかった上野先生からそのコツをお聞きしましょう。

みなさん、拍手で先生をお迎えしましょう。

 
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