十数年前、私は、フィリピンに1年半住んでいました。
フィリピン人はたのしくて明るい人たちです。私は、フィリピンにはそれほど長く住んではいませんでしたが、彼らの情熱を感じることができました。私にとりフィリピンでの最もよい経験は、クリスマスです。クリスマスはフィリピンで最も重要な祝日です。
9月には待ちの装飾が始まり、12月には人々は休暇を取り始めます。
友人たちは私を自宅でのクリスマスに招待してくれたので、私はフィリピン人のクリスマスパーテイーに参加することが出来ました。たくさんの人が参加するスマスパーテイーもありましたが、中には小人数しか参加しないものもありました。しかし、(こうした違いはあっても)フィリピン人の情熱と親切心に違いはなく、私は深く心を動かされました。
このような経験のため、フィリピンに住んだ多くの日本人はこの国を好きになります。
しかし、わたしにとりフィリピンでの最も印象的な経験は、停電です。当時、停電は社会の最も深刻な問題でした。
フィリピンでは、乾季の最後である4月、5月が最も暑くなります。その最も暑い時期に、停電も最も長くなり、一日約15時間も電気が止まってしまいました。
そうなると、会社では冷房はなく、家でも夜中になってやっと冷房が入るということになります。電灯もなく、冷蔵庫もなく、テレビもコンピューターもないような生活を想像できますか?
このような経験は私に電気の重要性を教えてくれました。このため、私は、シンガポール人に対し、冷房の温度を上げ、電気を節約するよう訴えたいと思います。
今だって冷えすぎだと思いませんか?
|