ー 原稿    
 
私はナニ人?!
 
ー 石塚 満
みなさんこんにちは。
まずお伝えしますが、私は日本人です。しかし海外、特にアジアの国で、すぐに日本人とわかってもらった経験はそう多くありません。
シンガポールに来る前、私は中国語を学びに北京に3ヶ月行っていました。
その時多くの北京の人々が私に聞いたのは「香港の人?」

北京の後、何日か香港へ遊びに行きました。その時多くの香港の人々が私に聞いたのは
「台湾の人?」
私は台湾にも旅行に行ったことがあります。その時は以前とは違いました、彼らが聞いてきたのは
「北京で中国語を習った日本人?」
とうとう当たった!そうです私は日本人! 私はとてもうれしくなりました。

その後、シンガポールへやってきました。来たばかりの頃、多くのシンガポール人が私に聞いてきました
「ここの人じゃないでしょ?どこ出身なの?」
彼らは私を中国から来たと思っていたのです。
今はシンガポールに住んで3年半経ちました。私はだんだんと日に焼けて、だんだんとシンガポールの「華語」にも慣れてきました。
すると、最近こう聞かれることが多くなってきました
「インドネシア華人なの?」

更に去年再び台湾へ遊びに行った時、彼らは私にこう聞いたのでした
「シンガポールの人?」
ちょっと〜!私はニホンジン!!

これらの経験を通して、私はひとつの結論を出しました:
どこにいたとしても私の中国語が本物ではないため、彼らは私を土地の者ではないと感じるのだ、と。

そう、更に努力が必要なのです。
現在の私の目標はすなわち:
いつか人々に「中国語が流暢な日本人」と認識してもらうことです。

 
   
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